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入通院慰謝料

入通院慰謝料とは

交通事故の入通院慰謝料とは、事故で負ったケガそのものの治療に対する慰謝料です。ケガの治療のために入院や通院した場合に支払われ、障害慰謝料といわれることもあります。交通事故にあったものの、入院も通院しなかった場合は、当然、入通院慰謝料が支払われることはありません。一方、後遺症を負ってしまった場合は、別途、後遺障害慰謝料として計算されます。

3種類の基準がある入通院慰謝料

入通院慰謝料には3つの基準が存在しています。「自賠責保険基準」「任意保険基準」「裁判所(弁護士)基準」です。

自賠責保険基準の慰謝料

自賠責保険は入通院慰謝料が定額で決まっています。

慰謝料

1日4,200円
※ただし、妊婦が胎児を死産・流産した場合は、これに別途慰謝料を加える

日数

慰謝料の対象日数は、おおむね実治療日数を2倍した数と、治療期間の日数の少ない方が採用されます。

実治療日数とは実際に治療を行なった日のこと。病院に10回行けば、実治療日数は10日とされます。

一方治療期間とは、ケガの治療期間から治療終了日までの期間で、通院していない日も含まれます。

任意保険基準の慰謝料

任意保険基準の慰謝料は平成9年まで統一されていましたが、規制緩和により保険の自由化がされ、各保険会社が個別に基準を設けています。

基準は各社まちまちなうえ、一般的には基準が公表されていないことが多く、実際に提示されてみないとどのくらいの額なのかわからないのが現実。しかし、なるべく支払い額を押さえたい保険会社の意向もあり、決して高くはない傾向にあるようです。

裁判所(弁護士)基準

では、弁護士基準はというと、これは過去の裁判の判例をもとに算出された基準。そのため、こちらも自賠責保険のような明確な基準はないものの、おおよその目安はあります。

自賠責保険基準・任意保険基準よりも高い設定になっている

それも第三者である裁判所が認定した基準だけに、保険会社が設定した任意保険基準よりも高いのが特徴となっています。

もちろん、あくまで目安の数字とはなりますが、3つの入通院慰謝料のなかでは、もっとも加害者寄りの基準といえるかもしれません。

保険会社等の提示する入通院慰謝料に疑問に感じたら弁護士に相談を

ただし、保険会社としてはできるだけ弁護士基準の適用は避けようとするでしょう。そのため、少しでも高い入退院慰謝料を求めるのであれば、交渉能力に長けた弁護士に相談することをおすすめします。