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外貌醜状

交通事故における外貌醜状とはどのようなもの?

外貌醜状(がいぼうしゅうじょう)とは、顔をはじめ首、頭部など、人の目につく部分に傷あとや火傷あとなどの症状が残る状態です。今の仕事や転職・就職にも影響してしまうことがあるため、機能的な障害はなくとも外貌醜状での逸失利益の損害賠償や慰謝料の請求が認められています。

認定等級に男女差はなし

とくに女性は、交通事故で外貌醜状が残ってしまうと大きなショックをうけてしまうでしょう。そのため、かつては同じくらいの症状でも女性のほうが男性よりも重い等級を認定されていました。しかし、現在では男女差はなくなっています。

胴体・手・足は含まれない

なお胴体部分や、手、足などは外貌には含まれないため、外貌醜状には該当しないので注意が必要です。

外貌醜状の後遺障害等級認定基準

7級12号

9級16号

12級14号

外貌醜状の後遺障害における判断はどう決まる?

外貌醜状の認定は原則として「人の目につくかどうか」

例えば、頬に大きな傷跡が残れば外貌醜状と認定される可能性は高いですが、おでこに傷跡が残り、それが前髪で完全に隠せてしまうような状態だと認定対象とはなりません。

また、認定基準でよく出てくる「手のひらサイズ」とは、手の5指を除いた部分のこと。この面積に該当する傷跡などが残っていると、外貌醜状の後遺障害と認定されます。長さではなく、あくまで面積を基準としているので、注意してください。

外貌醜状障害における逸失利益について

外貌醜状の後遺障害を負うと慰謝料とともに逸失利益も請求することができます。

ただし外貌醜状によって直接、「車を運転できなくなる」「歩けなくなる」「パソコンができなくなる」といったことないため、保険会社は「労働能力に影響はない」と逸失利益について争ってくることも珍しくありません。

裁判所は、外貌醜状による接客や対人関係への影響、就職・転職への影響などから、逸失利益を認めてはいます。ですが、外貌醜状が自分のあげるべき利益を損なっている、収入減の原因となっていることを証明する作業も必要となってくるのも事実。

外貌醜状による後遺障害を負ってしまったら、逸失利益を取り返すためにも弁護士などの専門家に相談するようにしましょう。